女性にとって薄毛は無縁のものではなくなりました。むしろ、近年では薄毛に悩む女性は増加傾向にある上、女性薄毛に悩む人の年齢が若年化しています。
残念なことに、20代女性でも薄毛に悩む割合が増えていると言われています。
薄毛になるとするべき行動は良く取り上げられているため認知している人も多いですが、その逆、つまり薄毛になってしてはいけない行動については意外に知らない人が多いのではないでしょうか。
ここでは意外と知らない、女性で薄毛に悩む人が避けるべき行動についてご紹介します。
恥ずかしいから隠す・誤魔化すは絶対にしてはいけない??
女性にとって、髪とは、髪型を変えるだけでガラリと雰囲気が変わることからも分かるように、外見に大きな差をつけるパーツの一つです。
ボリュームがあり、ふわっとした髪は女性の美をより一層際立てるものでもあります。
逆に、ぺしゃんこで艶のない髪は、実年齢よりも老けて見られてしまう原因にもなってしまいます。
外見に大きな差を生むものである為、女性は薄毛になると、薄毛であることを隠そうと努力します。
その手段として、ウィッグ(カツラ)、パウダー、ヘアアレンジで誤魔化す等あげられます。
しかし、これらの行為は、薄毛を悪化させる可能性があるので、避けるべき行為に当てはまります。
その理由について以下より詳しく説明させて頂きます。
〇ウィッグは頭皮環境を悪化させる可能性がある
└頭皮環境の悪化は、薄毛の原因ともなり得ます。そのため、薄毛に悩み薄毛を隠す為にした行為が逆に薄毛を進行させてしまう・・・という事にもなりかねません。ウィッグが頭皮環境を悪化させる理由は以下の通りとなります。
・通気性が悪い・・・ウィッグは、頭部全体を覆う為、どうしても通気性に優れず、蒸れやすくなっています。蒸れた状態というものは頭皮にとって良くなく、細菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。細菌が繁殖すると、毛穴に炎症が生じ、抜け毛や弱弱しい毛が生えてくる原因となります。また、嫌な臭いの素ともなります。通気性が悪いことで薄毛になってしまっている人の場合は通気性を良くしてあげることが肝心ですので、ウィッグの着用をひかえるか、やめてしまうことが薄毛を改善する上で必要になってきます。
・不衛生・・・通気性が悪い事とも共通していますが、ウィッグを被ることは頭皮が蒸れ、衛生的に良くないです。特に夏場は蒸れやすくなっている為、清潔に保つ為にも、そして熱中症にならないためにも、夏場のウィッグの使用は極力避けることが望ましいと言えます。
ウィッグを使用しても滅多に手入れを行わないという方は要注意です。ウィッグを着用するだけで頭皮環境を悪化させるおそれがある上に、手入れを行っていない不衛生な状態で使用を続けてしまうと、より劣悪な環境を生み出してしまいます。ウィッグを着用する際は多少面倒でも頻繁に手入れを行う事が重要です。
〇ヘアアレンジは薄毛を悪化させる可能性がある
└何故、ヘアアレンジが薄毛を悪化させてしまうのか、といいますと、気になっている箇所を隠そうと他の毛を用いることで、自然な毛の流れとは反した状態で長時間いることになってしまい、髪へ負担をかけてしまいます。また、無理に引っ張ったりすることで、牽引性による脱毛症を引き起こす可能性があります。
薄毛を誤魔化すためのヘアアレンジはほどほどにしておかなければ、逆効果を招くおそれがあるので要注意です。
〇パウダーで誤魔化すことは気持ち的な負担になるおそれがある
└頭部にパウダーをふりかけて薄毛を誤魔化す、という手法は一見デメリットがないように感じられますが、実は薄毛を改善するにはよくない手法であると言えます。
その理由に、「パウダーを使用していることがバレたらどうしよう」という気持ち的な負担があります。薄毛であることが気がかりで薄毛を隠したはずが、今度はその隠した行為が気がかりとなってしまうという事に陥りがちです。
過度な心配はストレスとなり、ストレスは女性薄毛の大きな原因となります。ストレスの原因となる行動は避ける事が望ましい為、パウダーを使用する事が気がかりだという方は使用を控えることをおすすめします。
恥ずかしいから隠すのではなく治すことが大切
隠すだけでは薄毛の症状が改善されることは絶対にありえません。薄毛であることを隠していても、症状は悪化する一方なので、なかなか治療に踏み込めないという方の場合でも一度、専門医に相談するだけでも心への負担が変わってきますので相談してみることが重要です。