薄毛を治療するにおいて、何が原因で薄毛になってしまっているのかを知る事は非常に重要です。
男性の場合、薄毛の原因の多くがAGAであり、その症状も似てきますが、女性の場合は薄毛の原因も症状も人によって様々です。
何が原因で薄毛になっているのかを知って頂く為に、ここでは女性薄毛の原因についてご紹介していきます。
年齢を重ねる事と女性ホルモンによる影響
女性の薄毛と言えば、40代、50代から始まるイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。実際、女性の髪の密度のピークは20代、そして髪の太さは30代がピークであると言われています。そのため、30代後半から徐々に密度や太さが減少していき、女性薄毛と結びつきやすい40代から50代になると、髪の衰えが顕著となり、自他ともに薄くなったなと感じるようになってしまいます
このように、女性の髪が衰えてしまうのには、女性ホルモンエストロゲンの分泌量の変化が大きく関与しています。
妊娠や出産に適した身体へ変化するために、女性ホルモンは20代前半から30代前半にかけて豊富になります。
女性ホルモンは肌がきれいになったり、胸が大きくなったり、気持ちが明るくなったりなど、女性にとって良い効果をもたらすとされています。
また、それだけではなく、女性ホルモンは髪を育てることにも大きく関与しているとされています。
上記グラフの通り、この女性にとって喜ばしい効果をもたらす女性ホルモンは、33歳を機に徐々に分泌しにくくなってしまいます。
そして44歳ころに閉経を迎えることで、女性ホルモンの分泌量が一気に下降し、薄毛へとつながってしまいます。
20代女性も薄毛になる？？
女性ホルモンの関係から薄毛になるだけではなく、近年では、生活習慣も女性薄毛に大きく関与しているということがわかっています。
その為、20代・30代女性でも薄毛になることがあり、近年では薄毛に悩む20代女性の数が増加傾向にあります。
何故20代、30代といった若い世代でも、薄毛になってしまうのかを以下より説明していきます。
女性の社会進出により、女性が男性化していると言われています。
女性なのに、ヒゲが生えたり、加齢臭がしてきたり、薄毛になったりするという症状が多発しているのは、ストレスが原因となっています。
女性も男性と同じように社会に出て働くようになることで、従来の生活習慣からでは感じ得なかったようなストレスを多く感じるようになりました。仕事のストレスはもちろんのこと、通勤時のストレス、人間関係におけるストレスなど様々です。
ストレスを感じると、女性はホルモンバランスを崩しやすくなってしまいます。ホルモンバランスが崩れるということは、男性ホルモン優位になってしまうということです。このことにより、女性の男性化といったものが生じてきてしまいます。また、それだけではなく、ストレスは血行を悪くしてしまいます。血行不良は薄毛の大きな原因となります。ストレスを感じるということは、薄毛だけではなく、女性の体調面に悪い影響を大いに及ぼす危険性があるので、ストレスを感じている自覚があるという方は今すぐ、ストレス要因を見出し、少しでもストレスを緩和させることが必要になってきます。
高すぎる美意識がゆえに、行き過ぎたダイエットをする人が、特に若い女性の間で多く見受けられます。
過度な食事制限等のダイエットは、肌の老化を招いたり、骨が弱くなったりしてしまうだけではなく、髪の毛も細く、抜けやすくなる状態を招いてしまいます。
食事制限をしている人は、行き過ぎたダイエットは美には逆効果であると言う事を改めて認識する必要があります。
ダイエットが原因で薄毛になる理由は、髪まで栄養素が十分に行き届かないからです。限られた栄養源で生命活動を維持しようとすると、どうしても満足に栄養というものは行き届きません。十分な栄養を得られなかった髪は、細く、弱弱しく、抜け落ちやすくなってしまいます。そのことが積もり積もって薄毛へとなってしまうのです。
もう一つ若い女性に多く見受けられるものに、過度なヘアケアがあげられます。
ブリーチやパーマ、縮毛矯正にハイトーンカラー等、実に多くの手法で髪でのオシャレを楽しむ女性が増えています。
こういったものは、髪や頭皮への負担が非常に大きく、ダメージを受けることで毛は抜けやすくなってしまいます。
原因を知った上で私たちにできること
上記以外の理由からも、女性薄毛は起こり得ます。
薄毛の原因を突き止め、解決しない限り、薄毛を解消できないのかと言いますと、決してそういうわけではありません。
仕事をしたりしていると、どうしても避けられないストレスといったものは必ずあるかと存じます。
その為、TOMクリニックでは、今の生活を元に、どうしたら薄毛を改善できるのか。症状やご相談を元に適切なご提案をさせて頂きます。
